★お気楽日記★

アリとキリギリスでは断然キリギリスです。 うさぎとかめなら、確実にうさぎです。 でも跳ねる趣味はありません。

「リチャード二世」@新国立劇場 観劇レポ①(シアタートーク)

2020年10月8日 13時~、新国立劇場で「リチャード二世」を観劇してきました。

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新国立劇場初台駅直結でうちから近くて便利♪

 

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この日は雨でとても寒かったです。

セーターに北欧ブランドのお洒落レインコートにストールで行きました。

劇場内ではコート脱いでちょうどいい感じだったかな。(寒くは無かった)

 

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傘は入口で鍵付きで預けられました。

 

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みんなが撮影していたので撮りました。

思いきり逆光。

 

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熱の入ったプログラム宣伝ボード。

プログラムは過去の「ヘンリー六世」(2009年)、「リチャード三世」(2012年)、「ヘンリー四世」(2016年)、「ヘンリー五世」(2018年)の舞台写真とかも載っていました。読み応えあり。あと、キャストさんの写真がマスク・・・・。

 

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12年間かけてつむいだシェイクスピアの歴史シリーズ、私は今回の「リチャード二世」で初めて観劇するので、過去の映像上映会、「リチャード三世」はチケット取りました。「ヘンリー六世」もとても気になるのですが、多分集中力が持たない・・・・。

「リチャード三世」はみよじー!(「天保十二年のシェイクスピア」)と思って取りました。天保の再演お待ちしています・・・・。

 

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一幕90分、休憩20分、二幕90分。

 

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この日は終演後にシアタートークあり。

 

と、いうことで写真を貼っていて長くなりそうなので、先にシアタートークのお話を。

(かなりうろ覚えです)

終演後10分くらいは舞台上に椅子を用意したりの準備時間。

カテコが終わったとたんに席を立つ人が結構いらっしゃったので、これからシアタートークなのに帰っちゃうの?って思ったのですが、どうも慣れた方はこの10分の間にお化粧室に行かれた模様(笑)。

 

10分くらいして、舞台上に司会の中井美穂さんと、演出家の鵜山仁さんが登場されました。

中井さんが下手端、鵜山さんが上手端で、ソーシャルディスタンス取るから結構離れている(笑)。

 

キャストの3人は衣装チェンジがあるので、それまで中井さんと鵜山さんのトーク

 

結果的に12年かけてシェイクスピアの歴史劇をやることになったけど、最初はそんな予定では無くて、2009年のヘンリー六世は、これを企画したら3回分の間が持つと思って企画して、周りには「(長すぎて?)受け入れられないだろう」と思われていたけど案外お客さんの入りも良くて、結果的にシリーズが続いた、次の話の上演が決まっていたのは最後の2作品くらいになってからで、それまではそこまで意識していなかったとのこと。

でも座組はなるべく同じでいこうとされたそうです。

 

キャストの岡本健一さん、浦井健治さん、中嶋朋子さんが登場。岡本さんは真っ赤のセーター、浦井さんは紺?黒?のスウェットでお二人はラフでカジュアルな感じ。中嶋さんは茶系のロング丈のワンピースでした。

 

12年間、座組がわりと一緒で、浦井さんはヘンリー、岡本さんはリチャード(いつも王冠奪われる役)、中嶋さんも同じ血縁関係(今回のリチャード二世で演じた王妃の妹を以前の作品で演じたり)を演じることが多く、浦井さんは今回の公演を亡くなられた方が見守ってくれている気がするとおっしゃっていました。

「ヘンリー四世」で中嶋しゅうさんと親子役をやられていたからかもしれないですね。この日はしゅうさんの奥様の鷲尾真知子さんが観劇されていたそうです。

 

浦井さんが、公演中(稽古から?)は朝番の検温が義務付けられていて、で、本番では普通に演技して、でもトークショーではこうやってフェイスシールドつける、と混ぜっ返していたり、岡本さんが客席に「ヘンリー六世」「リチャード三世」を観た人がどれくらいいるかを聞いて、「観てたら上映会観る必要ないよね」とか言っちゃったり、なかなかはっちゃけていました。

 

今回コロナでステイホームで、本当に上演できるかわからない日々だったので、稽古で顔をあわせた時のエネルギーがすごかったと皆さんおっしゃっていました。

岡本さんは、シェイクスピア(「リチャード二世」?)は「よくこんなつまらない話を面白くするよね」というものだけど、一人で台本を読んでいてもだめで、稽古場でわかっていくものだと。

浦井さんは、中井さんに12年間中心としてやってきての感想を聞かれて、中心なんてとんでもない、先輩方に導かれてここまでやってきた、今日も岡本さんにアドバイスをもらって、岡本さんは自分も長セリフを言っている時なのによく見てるなあと笑ってらっしゃいました。

中嶋さんは、中井さんが今回は平和な夫婦関係で、と言って客席に笑いが起き、何で笑うの?とおっしゃっていました。(前回?なかなかキツい奥さんを演じた?)

今回は歴史上では9歳の王妃で、9歳なんてどうするんですかと思ったけど、結局ピュアに演じてみたそうです。

 

中井さんの司会ぶりは安定で、最後にひとことの時に浦井さんが開口一番、「中井さん、人に話を振るのが上手いですよね」と言いだして、「時間が無いんだからそんなこと言わなくて良いんです」と笑ってらっしゃいました。

浦井さんは、今回「ヘンリー六世観た人?」のように客席に質問して客席と双方向のコミュニケーションが取れたことに感動してらっしゃいました。

 

30分くらいのシアタートークで、聴けて良かったです★