★お気楽日記★

アリとキリギリスでは断然キリギリスです。 うさぎとかめなら、確実にうさぎです。 でも跳ねる趣味はありません。

ロマンスドール舞台挨拶行ってきました(1/25南町田)

高橋一生さんと蒼井優さん出演の映画「ロマンスドール」が1/24に公開されました。

そして25日に行われた高橋一生さんとタナダユキさんの舞台挨拶付き上演会に行ってまいりました。

 

まず、「ロマンスドール」良かったです。

ラブドールを作る職人さんのお話というとキワモノなイメージを持たれるかもしれないですが、夫婦の愛のお話でもあり、喪失と再生のお話でもあり、それでも生きていくというお話でもあり、いろんな方にお薦めの映画でした。

(一生さんが、まずは先入観なしに観て自分の感想を持ってほしいようなことを仰っていたので、とりあえずここは「お薦め」ということだけで)

 

今日は簡単な舞台挨拶レポートを。(うろ覚えですが)

 

2020.1.25 109シネマズグランベリーパーク 16:40の回上映前挨拶

(25日の舞台挨拶4日目)

登壇者:高橋一生さん、タナダユキ監督

 

舞台下手の出入口から一生さん、タナダ監督登場。

一生さんは白いシャツに黒のゆったりしたスーツ、おでこ出しで眼鏡なし、タナダ監督はストライプのアシンメトリーな感じのお洒落なワンピースでした。

お二人が舞台上に立った後も遅れて入場されるお客さんがいて、一生さんが「ようこそ~。あ、ゆっくりでいいですよ。明日雪らしいです」みたいなことを話しかけていました。2組目のお客さんは席に着くのに必死で一生さんが話しかけているのに気がつかないのか反応ゼロでした(笑)。

 

一生さんは、ロマンスドールのプロモーションが9月から開始していたと司会の方に言われて、「え? そんな早くからやってましたっけ?」と驚いてらっしゃいました。

プロモーションで「この前(お笑い芸人のベジータの)藤本さんに会うことが出来て嬉しかったので、職権乱用に味をしめてきました」と言って笑いも。

撮影期間の話になって、タナダ監督とのお仕事のお付き合いがロマンスドール以前から結構あって、タナダ監督としては2017年から「高橋一生祭り」だそうです。

 

一生さんが実際にオリエント工業でドール作りを学ばれたというお話で、映画の中でもバリ切りというドールの貼り合わせ面のはみ出た部分を切るのが巧みだったなどのお話になり、一生さんがドールを貼り合わせるということを説明しようと横向きになって、こっち側とこっち側でと身ぶり手ぶりするも客席に通じず(上映前舞台挨拶でドールを貼り合わせることをみんな知らないから)、タナダ監督が「鯛焼きみたいに貼り合わせます」と注釈を入れました。

そしてあまりに上手いのでオリエント工業で働ける、エースになれると持ちあげられて

一生さん「今後事件を起こし(て俳優やれなくなっ)たら働いてます」

監督「事件はもういいです」(ピエールさんのことを思い出してみな笑う)

一生さん「そこで髪の毛植えてます」という会話が。

 

今回の撮影はフィルム撮影(16mm)で、フィルムだと予算がかかるけどプロデューサーと相談してフィルムで行こうとなった、毎回撮影済のフィルムを大阪に送ったり手間がかかるけど、フィルム撮影の質感で表現したかったそうです。一生さんもフィルム撮影の音がする中でお芝居するのは楽しかったとのこと。

そこから、フィルムの方がずっと映像の解析度はデジタルより高いけど(最近の4K8Kがようやくフィルムに追いついてきた)、現像技術がないからそこまでクリアな画像じゃなかったというフィルム蘊蓄話も(一生さんから)ありました。

 

他の回の舞台挨拶でも言っていた、一生さんが「今回は主題歌はnever young beachさんで、初めてお会いして、ボーカルの方は安部勇磨さんとおっしゃるんですねー」と弟さんをネタに。

タナダ監督が「今回もこの時間です」と限定100個のトートバッグを取り出すと、一生さんは「この大きさはなかなか無いですねー」「この文字はどなたが書いたんですかぁ? 監督が!?」とショップチャンネル風三文芝居を開始。監督に「映画の中ではこんな演技してませんから」と言われて苦笑。

次にパンフレットの話になると一生さんは一生懸命パンフをめくって見せて「キャスト(メンバー?)同士で写真撮りあうとか楽しいことしてますね」「(阿部勇磨さんの)シャツはこの前うちに来た時と一緒だ」などとコメント。

タナダ監督は、ネットのサイトに載ってるようなことをそのままパンフにしたようなものは嫌だったそうで、「お金を出してもらうからと色々コンテンツを入れた、誰が興味あるかわからないけどラブドールの作り方とか(笑)、あと劇中の食事のレシピも手書きで書いてもらって、これ普通に活字で良かった気もするけど(笑)」などと紹介。

 

司会の方に「最終回なので大喜利します 。ロマンスドールは自分にとって○○な映画です、を答えて下さい」と言われ、真剣に悩んで「○○に当てはめないとだめですか?」と質問する一生さん。何でもいいですと言われて「あ、これでだいぶ広がりました。じゃあ過去の自分に決別する映画」と回答。

今までのお芝居の仕方を全部詰め込んだ集大成に出来あがった、これからはもうおじさん俳優のお芝居をしていく…でもまた同じことしてたらごめんなさい、というようなことを仰ってました。

何故今までのお芝居の集大成のような演技がこの映画で出来たのか聞かれ、ロマンスドールは製作チームが一緒に死んでくれる人たちだった、「これじゃ観客にこう言われるんじゃ?」みたいに日和る人がいない、観客のために人の言うことを聞かない人たち。一緒に転んでくれる人だからこれができた、と。

タナダ監督は「私は本当に大喜利のようなこと苦手なんです」と仰って「ターニングポイントの映画」と仰っていました。

 

最後に一生さんが自撮り棒を使って会場を走り回って撮影(庭の雪に歓喜するワンコのような可愛さ)。空いていた最後列の空席に座ったりされました。

 

そして冒頭にも書いたように、(宣伝としてはSNSで感想を広めて欲しいというべきなんだろうけど) まずは先入観なしに観て自分の感想を持ってほしいというようなことを一生さんは仰っていました。

ほんとこれは難しいところで、私は人の感想を読んだりするの好きだし、感想を読んで行きたくなったりもするのですが、まっさらで観に行けば自分なりの気になるポイントとか気付きがあったりしますし…。

良い映画だったのでなるべく多くの方に観ていただきたいとは思います。

(そのうち映画の感想もブログにUPするかもです)

 

 

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