★お気楽日記★

アリとキリギリスでは断然キリギリスです。 うさぎとかめなら、確実にうさぎです。 でも跳ねる趣味はありません。

ミュージカル「マリ―アントワネット」観劇レポ★

今日2021年2月4日は、東急シアターオーブに「マリ―アントワネット」を観に行ってきました★

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13時からのマチネを取ったのですが、緊急事態宣言でのソワレ繰り上げにより、マチネも13時から12時に変更。

毎回「今日の時間は手帳に記載した時間のままでよかったっけ?」とドキドキします。

今日は結構開始してから入ってくる人が多かったので、1時間繰り上がりを忘れている人が多かったのかも・・・。

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モーツァルトも楽しみ♪(キャスト枠で取ったのがまだお返事来ない・・・ということは取れてるのかなと思いますが、育三郎さんverしかまだチケット確保しておらず。古川さんverはおけぴでタイミングが合えばかな)

 

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今日は花總さん、ソニンさん、田代さん回です。

 

 

<あらすじ>(公式サイトより転載)

18世紀、フランス。国王ルイ16世(原田優一)統治の下、飢えと貧困に苦しむ民衆を尻目に王妃のマリー・アントワネット花總まり笹本玲奈を筆頭とする上流階級の貴族たちは豪奢な生活を満喫していた。

パレ・ロワイヤルで開催された豪華な舞踏会で、圧倒的な美しさを誇るマリーは愛人のスウェーデン貴族・フェルセン伯爵(田代万里生/甲斐翔真)とつかの間の逢瀬を楽しむ。夢のような舞踏会の途中、突然飛び出した貧しい娘・マルグリット・アルノーソニン/昆 夏美)は民衆の悲惨な暮らしについて訴え、救いの手を求めるが、返ってきたのは嘲笑だけだった。マルグリットは貧しい人々に目もむけず、自分たちのことしか考えない貴族たちに憤りを覚え、やがて貧困と恐怖のない自由な世界を求め、フランス革命への道を歩み始める。

マリーはヘアドレッサーのレオナール(駒田 一)、衣裳デザイナーのローズ・ベルタン(彩吹真央を抱え込み、最先端のファッションの追及に余念がない。が、宝石商のべメールから無数のダイヤモンドが散りばめられた高価な首飾りを売り込まれるも、国家予算が逼迫する中、さすがにその申し出は断らざるを得なかった。

同じ頃、国王夫妻を失脚させようと企むオルレアン公(上原理生/小野田龍之介)は王妃に関する嘘のスキャンダルを流す。マリーがべメールの持っている首飾りを欲しがっていたことに目をつけたオルレアン公の権謀術数によって、かの有名な「首飾り事件」が起こり、その波紋は広がり続け王室に対する民衆の怒りと憎しみは頂点に達するが、国王夫妻には、革命への警告も耳に届かなかった。やがて革命の波はベルサイユにまで押し寄せ、国王一家は囚われの身となる。マルグリットは王妃を監視するため王妃の身の回りの世話をすることになる。敵対関係にあったマリーとマルグリットだったが、やがてお互いの真実の姿を見出してゆく。フェルセンは愛するマリーと国王一家を救うために脱出計画を立てるものの失敗し、一家はパリに幽閉されてしまう。

やがてルイ16世はギロチンで処刑され、最後まで王妃の傍にいた友人・ランバル公爵夫人(彩乃かなみも暴徒に襲われて命を落とす。マリーは公正さに欠ける公開裁判にかけられ、刑場の露と消える。今まで王妃に対する憎しみを原動力にしてきたマルグリットは、地位も、夫も、子供も、全てを奪われ、必要以上に痛めつけられている等身大の王妃を間近で見て、真の正義とは何か、この世界を変えるために必要なものは何か、自分に問いかけるのであった…。

 

(転載ここまで)

という、二人のMAのお話です。

 

(以下ややネタバレ感想)

 

今回初めて観たのですが(多分・・・もしやかなめさん時代に観ただろうか・・・?)歌も迫力があり、お衣装も綺麗で花總さんはさすがの美しさで良かったです♪

一幕はとにかくソニンさんのマルグリットのパワーに圧倒されました。

こんなコロナの時代だと、これから貧困に向かうであろう日本、どうしてもマルグリットに肩入れしてしまう。

花總さんは気高さと知性がドレスを着ているような方なので、これは個人の感想ですが、一幕の無知で無邪気で恋で頭がいっぱいのマリーちゃん、どうしても「マリー!恋愛にばかりかまけてないで現実を見て!」という気持ちになりました。(賢く見えるが故に、故意に現実から目をそらしているように感じる)

千秋楽、笹本さんマリーを観てきますが、笹本さんの方が無邪気に写るかも?

一幕はこの無知で無邪気なマリーちゃんに、恋人のフェルセンも必死に忠告するし、夫のルイ16世もやんわりと国家の財源がもう無いという話をしますが、まったく気にとめないマリー。(例の首飾りはさすがに浪費できないと購入を断念しますが)

マルグリットがずっと食べていなくて飢えていると訴えても、シャンパンを勧めて、怒ったマルグリットにシャンパンかけられても「彼女を許します」と鷹揚だけど、これは性格はとても良いけど相手の境遇を想像出来ない、まるで寄ってきた道端のワンコをかまったらおしっこひっかけられたけど、ワンコを怒ったら可哀想でしょ、みたいな感じなのかもしれない。そしてこの行為が人並み外れて賢く担力のあるマルグリットの怒りに火をつけて、マルグリットは革命を扇動して行くことになります。

(そして今も昔もマスコミに騙されがちな民衆)

ソニンさんの歌が迫力あって、私の前世のレジスタンスの記憶(そんなのあるのか?)を呼び覚まします(笑)。

(民衆の革命の歌にはもれなく弱い私)

自分が恋愛気質じゃないので、一幕は、恋(孤独)に悩むマリーより、マルグリットに感情移入。

あと、ルイ16世がとても良い男です(中身が)。

結婚するなら絶対ルイがいいよ。

マリーを誹謗する(フェルセンとのことだからある意味本当の話でもある)手紙が来てもそれを彼女の目に触れさせないようにしたり(嫉妬もしないし)、パーティー好きなマリーを「あなたが楽しそうにしているのが幸せ」みたいなことを言ったり。

オーストリアから来た、美人で可愛らしい妻にベタ惚れ&錠前作りしか能が無い自分にコンプレックスがあるのかもだけど)

子煩悩だし、自分の国民には銃は向けないとか、立派に王様だからルイは自信持って!

 

さて、二幕。

これはもう、花總さんマリーが素晴らしいですね!

無知と人を疑わない純粋さゆえに落としいれられ悲運な最期に向かいながら、気高くその宿命を受け入れていくマリー。

(そしてルイの歌に泣かされる私。どれだけルイが好きなんだ)

そんなマリーに接して、彼女を憎んでいたマルグリットにも変化が。

(一幕の首飾り事件で王妃の替え玉をやっていましたが、花總さんとソニンさん、そんなに似ていないけど、ストーリー的には良く似ている設定なんだろうな・・・)

そして裁判の最後、そういうどんでん返しか!と思いました。(ちょっとマルグリットの身の上を心配していたけど、彼女は賢いやり手でした)

あと、ランバル公爵夫人が可哀想です。運命知ってたけど。

王太子も運命知ってるから可哀想です・・・。

 

次は千秋楽(だったかな)、Wキャストのもう一方の組み合わせで観てきますので楽しみ★