★お気楽日記★

アリとキリギリスでは断然キリギリスです。 うさぎとかめなら、確実にうさぎです。 でも跳ねる趣味はありません。

Dramatico-musical BLUE RAIN 初日観てきました★

2020年7月2日 19時@博品館劇場、Dramatico-musical BLUE RAIN 初日を観てきました★

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席番号によって来場推奨時間があり、各列1~3番、10~12番は開演の25分前から15分前に、4番~9番は開演15分前から5分前に来場して欲しいとのことでした。

エレベータやもぎりなど特に密にならずに入場。

チケットは自分で半券を切る方式。

 

 

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上演時間は110分。休憩なしの1幕です。

 

 

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 事前に博品館のサイトで座席チェックしたのですが、客席が1席置きになったので、座席表も変更でした。

自分は下手の端かと思ったらセンターブロックの席でした。

1席置きで、自分の左側にはビニールシートの仕切りが。(多分これ効果ないけど、まあやるだけのことはやったよ感)

チケット代据え置きで申し訳ないけど、両隣がいないと落ちついて観劇できる!

あと目の前もシート空いてるから塞がれないのでとても良いです。

(チケット争奪戦さらに厳しくなるし、興行成り立たなくなるから早く満席OKにしてもらわないとだけど)

 

ちなみにトイレはなるべく使用をお控え下さいとのことでしたが、普通に使えました&混んでなかった(笑)。

 

退出は席にて待機で、指示通りM列(だったかな)からN列、O列と後方に向かって退出指示が出ました。帰りのエレベータは4人までしか乗れず、急ぐ方は階段で、とのことでした。

 

 

さて、ここからぷちネタバレ。(そこまでのネタバレではないようにします。絶対ネタバレ避けたい方はご注意ください)

 

(舞台写真がすでにネットには上がっているので書くと)

舞台上には下の方に青で汚しの入ったアクリル板とビニールシートがあり、舞台上でも俳優さんを隔離する感じのセットでwithコロナ感。

きっとガイドラインで「演者はマスク着用」というトンデモルールがあった時に考えられたセット&演出かも。

演者さんは基本的にアクリル板はさんでお芝居したりシートで隔離されていたりする感じで(もちろんアクリル板の前で離れてお芝居することもあるけど)それが登場人物それぞれの心がなかなか伝わらない感じやすれ違いを表現しているとも言えるのですが、私はついコロナが頭をずっとよぎってしまい、ちょっとお芝居に没頭しづらくはなったかなあ。

あと、もし一生さんが出ている舞台だったら、日本野鳥の会並みにウォッチングで追っかける私としては、シートの向こうにいる一生さんを見ようとしてストレスたまったかも(笑)。

舞台セットはそれ以外は椅子で完結。シンプルな構成です。

 

ストーリーはカラマーゾフの兄弟がモチーフのお話。(舞台はNYに変更)

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<あらすじ、サイトより>

1997年、ユタ。強欲な富豪、ジョン・ルキペールが殺害された。
犯人と目されたのは、父と反発し12年間家に戻っていなかった長男、テオ。
弁護士となった次男のルークはこの事件の真相を追ううちに、殺害現場から大金が消えていたこと、兄テオの恋人・ヘイドンがジョンの愛人になっていたことなど、兄に不利な証拠ばかり見つけてしまう。
現場で倒れていたルキペール家の家政婦・エマはテオをかばうも、新しく入ったばかりの使用人・サイラスらの証言も、テオが犯人であることを示しているようだ。
この事件の真相は……そして次第に浮かび上がる、家族の相克。

彼らが抱える憎しみの行方は……。

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予習どうしようかなと思ったけど、ミステリー(謎解き)要素もありそうだから、今回は深く予習はしないで観に行きました。

カラマーゾフの兄弟のお話を知っている人だと、ラストのどんでん返し(というのかな)がわかっちゃうかも。(私は浅学につききっちりとは知らなかったけど、まあだいたい予想ついた)

 

今回、天保十二年のシェイクスピアで佐吉役を熱演された木内健人さん見たさでチケットを取りましたが、木内さんの終盤のお芝居は迫力あります★

(終盤まではちょっと辛抱な感じ)

歌もあって、このブルーレインの歌はみんなとても難しそうなんだけど(音楽の才能ない私、鼻歌でも歌えない)木内さんも歌いあげてました。

歌、皆さんすごかったな♪

 

カラマーゾフなので、「神とは」みたいなものが根っこにあるんだけど、無宗教気味の日本人である私はそのテンションにはちょっとついていけてなかったかも。

「虐待、いくない」という浅い感想で・・・。

(きっと没頭を邪魔したコロナが悪いんだ。だってサイラスがアクリル板を拭くシーンとか、飛沫の消毒?とか思っちゃったもん。ただ使用人が掃除してますっていう場面だったのに)

(観に行く方、コロナのことは忘れて・・・・)

 

ヒロイン(なのかしら?全員見せ場があって主役感)のヘイドンを演じる水さんはビジュアル的にも大人の女性という感じで、脚本からすると、ヘイドンはもっと子供で危なっかしい感じなのかなと思いますが、これはこれで大人だからこそ、ジョンの提示した条件が危険なものとわかっていても、夢へのラストチャンスとして乗らざるを得なかったのかなとも思えたり。

 

こんな感じで感想としては、木内さんが演じたサイラスが儲け役だったな、よかったよかった、と思いました。(終盤まで地味だけど)

 

初日のカテコ、スタオベでした。

木内さんがカテコ前に舞台からはける時に、一人客席振り返って深々お辞儀したの、天保の座長(一生さん)思い出させてくれて泣けました!

(カテコのはけでもそうしてくれた)

カテコのご挨拶、木内さんが「初日なのでキャストからひとこと」というのを間違えて「客席からひとこと」と言ってしまったり、水さんが感極まって涙を浮かべ、吉野さんがハンカチを渡したいけど持ってなかったーみたいな仕草をして笑いを取ったりしました。

池田さんは「開演前の観客の方への注意のアナウンスが自分が今まで聞いた中で一番長かった」と仰っていましたが、たしかにご注意事項たくさんありました(笑)。

 

配信でも観られるので、遠方の方もぜひ・・・・。

theatre-live.myshopify.com